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東京改革議員団、100条委で濵渦元副知事らの偽証を認め、告発を求める。

 

 

 

 

 

 5月31日(水)、豊洲市場移転問題に関する調査特別委員会が開会され、虚偽の陳述及び告発に関する審議、採決が行われました。

 

 

 本委員会には、「元東京都副知事濵渦武生氏が虚偽の陳述をしたものと認め、本会議において告発の議決を求める動議」「元政策報道室理事赤星經昭氏が虚偽の陳述をしたものと認め、本会議において告発の議決を求める動議」の2本の動議が提出され、小山くにひこ委員(府中市選出)から、濵渦元副知事に対する動議の提案理由を説明しました(上記写真1:動議についての提案理由説明を行う小山委員)。

 

 

 

元東京都副知事濵渦武生氏が虚偽の陳述をしたものと認め、本会議において告発の議決を求める動議

 

 

 豊洲市場移転問題に関する調査のため、平成29年3月19日の本委員会において、元東京都副知事濵渦武生氏に証人として宣誓の上、証言を求めたところ、別紙のとおり、提出された記録や他の証人の証言と食い違う証言があった。

 すなわち、第一に、平成13年7月18日付けの「「築地市場の豊洲移転に関する東京都と東京ガスとの基本合意」にあたっての確認書」(二者間合意)について知らない旨の証言を行ったこと、第二に、平成13年7月6日付けの「築地市場の豊洲移転に関する東京都と東京ガスとの基本合意」以降の関与について否定したこと、第三に、平成15年5月22日付けの「豊洲地区土壌汚染対策について」と題する文書について、部長級職員とのやり取りの事実を否定したことである。

 同氏が、本委員会における他の尋問に対して、当時の状況を詳細に、かつ、繰り返し証言していることから、築地市場の豊洲移転に関する都と東京瓦斯株式会社の交渉に深く関わり、かつ、現在もその記憶を有することは明らかである。それにもかかわらず、同氏が、上記のとおり、重要な事実について関与を否定し、又は、不知である旨証言したことは、提出された記録から見ても、その記憶と異なることを認識した上でなされたと判断するのが合理的である。

 また、同氏が東京瓦斯株式会社と協議を行う際に、市場用地としての土地取得を優先する余り、同社の開発負担を軽減し、汚染が残る土壌処理計画を認め、その交渉経緯と結果を隠蔽したこと等により、後に、都が多額の土壌汚染対策費用を負担する原因になったという不都合な事実を隠したかったとの動機も推認される。

 これらのことから、自己の記憶に反する証言を故意に行ったものと認められる。

 同証言は、本委員会の調査の核心部分に関する内容であり、真相究明に重大な影響を与え、看過できるものではない。

 よって、地方自治法第100条第7項に規定する虚偽の陳述をしたものと認め、本会議において、同条第9項の規定による告発の議決を行うことを求める。

 上記の動議を提出する。

 

  平成29年5月31日

 

(提 出 者)

 

 小林 健二  おときた駿  西崎 光子  あさの克彦  上野 和彦  野上 純子  谷村 孝彦  小山くにひこ  

 

 石毛しげる   かち佳代子  曽根はじめ  酒井 大史  吉田 信夫

 

 豊洲市場移転問題に関する調査特別委員長 殿

 

 

 

 小山委員は「私は、13名の委員を代表しまして、豊洲市場移転問題に関する調査特別委員会において、元東京都副知事濵渦武生氏が虚偽の陳述をしたものと認め、本会議において告発の議決を求める動議を提案することを求めて、説明を行います。

 本委員会は豊洲市場移転問題における、東京都の意思決定の経緯や東京ガス株式会社などとの交渉、土地売買の経緯などを調査するために設置されました。

 本委員会においては、延べ24名の証人喚問を行い、23時間にわたって証人尋問を実施し、現在までに提出された記録資料は、段ボール箱など174箱の量となっています。

 私たちは濱渦元副知事が、本委員会の調査を妨げる、平成13年7月の「「築地市場の豊洲移転に関する東京都と東京ガスとの基本合意」にあたっての確認書」を知らない旨の証言や、同月の「基本合意以降のことは私は存じません」との証言を行ったことなどを踏まえ、全証人尋問の証言や提出された記録を精査した結果、虚偽の証言を証明する他の証言や記録を複数確認したことから、本委員会に証言と根拠を提出いたしました。

 濱渦元副知事は、石原都政において知事本局や中央卸売市場を所管する副知事で、豊洲問題の実質の最高決定権者でした。

 また濱渦元副知事は、石原元知事の至上命令、豊洲に市場用地を取得するために、都庁全体に東京ガスに「損をさせない仕組みづくり」の構築を指示し、水面下交渉による減価や支援策などによる譲歩や利益供与を実行した結果、都民に大きな負担を負わせることとなりました。

 濵渦元副知事は、平成13年7月の基本合意以降も、10月の江東区と江東区議会への協力要請をはじめとして、平成15年2月の豊洲市場関係のブリーフィングでの指示、3月の東京ガスとの土壌汚染対策交渉での指示、5月の知事本部と環境局、中央卸売市場の3局と東京ガスとの交渉に関する相談、平成16年6月、7月のブリーフィングなど、本委員会での証言とは異なり、築地市場の豊洲移転問題に関して主体的に関わってきました。

 また、平成17年5月、都と東京ガスは「豊洲地区用地の土壌処理に関する確認書」を合意しましたが、この合意内容についても、濱渦元副知事に報告が上げられていたとの前川元知事本局長による証言があり、濵渦元副知事が一貫して築地市場の豊洲移転に関与してきたことが分かりました。

 石原元知事が週に2、3日しか登庁しない中、濱渦元副知事が、豊洲問題についても所管局を超えて部課長を指揮していた実態が明らかになっていますが、濵渦元副知事が認めない証言を行っていることから、本委員会における問題の真相究明を妨げる行為であると強く断ずるものです。

 よって、濵渦元副知事が、本委員会における豊洲市場移転問題の真相究明への活動を大いに妨げたと考え、虚偽の陳述をしたものと認め、本会議で告発の議決を求めるなど、厳正に対処していくべきだと申し上げて、動議に対する提案理由説明といたします。」と動議についての提案理由を説明し、賛同を求めました。

 

 

 

 その後、動議に関して反対意見と賛成意見が述べられ、採決においては、東京改革議員団と都議会公明党、日本共産党東京都議会議員団、都民ファーストの会東京都議団、都議会生活者ネットワークが賛成し、東京都議会自由民主党が反対した結果、2本の動議はそれぞれ可決されました(上記写真2:動議に賛成し起立する東京改革議員団の小山委員や石毛しげる委員(西東京市選出)、酒井大史副委員長(立川市選出)、あさの克彦理事(練馬区選出)ら)。


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